東芝ソリューションは、行政専用の閉域ネットワークであるLGWANにおいて、官公庁・自治体向けに機能を最適化した「desknet's NEO.Gov」を、LGWAN-ASPのクラウドサービスとして提供する。オンプレミス版と比較して、スピーディーな利用開始が可能で、システムの管理コストも大幅に削減でき、顧客の規模や運用形態に合わせたグループウェアのサービスが利用可能になるとしている。
「desknet’s NEO.Gov LGWANクラウド」の特徴は次のとおり。
- セキュリティ強靱化に対応したLGWAN-ASPのクラウドサービス
- スピーディーな導入と管理者コストの抑制と、お客様の規模や運用に柔軟なサービス
- 官公庁・自治体向けの豊富な機能の提供により、庁内のコミュニケーションを活性化
「desknet’s NEO.Gov LGWANクラウド」は、多くの導入実績がある「desknet's NEO.Gov」をLGWAN-ASPで運用するグループウェアのクラウドサービス。2つのサービス形態と、標準で25機能のメニューを用意している。
■サービス形態
(1) マルチテナント:小規模から運用できる方式。係や課レベルからスモールスタートで運用することができる。自治体規模や組織単位での運用を行う場合に最適。
(2) シングルテナント:中規模から大規模での運用に適した方式。専用のサーバーをLGWAN-ASPに構築して運用を行う。
■「desknet's NEO.Gov」の官公庁・自治体向け機能
(1) わかりやすい業務メニュー:常に利用する業務メニューをわかりやすく表示し、目立つように配置することができるポートレット(ポータル画面用のインタフェース)を用意。また、シングルサインオンに対応し、各業務システムとの連携も可能。
(2) 幹部スケジュール:首長、部局長などの特定職のスケジュールをわかりやすく表示。秘匿すべきスケジュールは伏せた運用も可能。また、在席管理機能も搭載し、在庁・不在を通知可能。
(3) 全庁掲示板:全庁向け掲示情報を、ログインしなくても閲覧できるポートレットを提供しているので、臨時職員の方などへの情報提供が容易に可能になる。さらに文書管理システムの電子施行(メール施行)から自動的に掲示させることができる。
(4) 機能名や画面表示の名称・文言を官公庁・自治体向けに変更:顧客からの意見を参考に、機能の名称や、機能内の表示文言を官公庁・自治体向けのものにした。例えば「社外」→「庁外」、「来訪者」→「来庁者」のように、日頃から業務で使っている表現にして、わかりやすく親しみのあるグループウェアにした。
(5) 行事予定<新機能>:行事単位で管理でき、知事(市長)、副知事(副市長)などの幹部等の出席者を登録できる。行事内容を印刷し、当日の各種行事予定の把握や、各行事での業務指示を行う資料として活用できる。