「Delphi/400」の新機能(アップデート内容)
<サーバーサイド>
・Enterprise Connectorsを活用し、80以上のエンタープライズサービスと接続可能
新オプションのEnterprise Connectorsは、各エンタープライズサービスのAPIを使用せず、コンポーネントのドラッグ&ドロップ操作で、Salesforce.comやSAP、AWS、Office 365など80以上のエンタープライズデータを利用したアプリ開発を迅速に行える。
<クライアントサイド>
・最新のクライアントOSに対応したネイティブアプリ開発が可能に
Windows 10、macOS High Sierra、iOS 11、Android 8.0などデスクトップ・モバイル共に最新バージョンのOSのネイティブアプリ開発をサポート。
・「Delphi/400」の中間サーバーによりHTMLベースのクライアント開発も容易に実現
HTMLベースのモダンなWebクライアントを構築することも可能。また、エンバカデロが提供するWebアプリケーションのビジュアル開発環境「Sencha」との接続性もサポート。
・モバイルやIoT機器とバックエンドシステムの接続をサポートする中間サーバーを容易に構築
モバイルやIoT機器とバックエンドシステムを接続する「Delphi/400」の中間サーバー機能の構築を容易に行える。コンポーネントを使⽤して、IoT機器のデータ取得などを容易に収集できる。
「Delphi/400」の製品特徴
・クロスプラットフォームネイティブアプリを開発可能
「Delphi/400」は、オープン開発で豊富な実績を持つDelphiをIBM iに完全対応させたネイティブアプリケーション開発ツール。Windows、macOS、iOS、Androidに対応したコンポーネントライブラリを使用することで、ドラッグ&ドロップで開発可能。画面設計、コーディング、コンパイル、デバッグ等⼀連の開発作業が全て行える統合開発環境を用意している。
・RPGやCOBOLなど、さまざまなIBM i資産を活用可能
「Delphi/400」により、文字数やサイズの制約がない自由な画面で、表形式やツリー形式での入出力、グラフや画像の利用など、5250画面では不可能だったビジュアルなGUIシステムを実現。また、IBM iの資産を活用できるコンポーネントにより、クライアントアプリケーションからCL/RPG/COBOLの呼出しはもちろん、QTEMP、MSGQ、DTAARA、SPOOL等さまざまなIBM i資産が活用できる。さらに既存のDB2 for iの物理ファイル・論理ファイルもなんら再定義することなく「Delphi/400」から直接アクセスすることが可能。
・IBM iに最適化した専用ドライバおよびマルチデータベース対応
最新のデータベースエンジンFireDACおよび、IBM iに最適化した専用ドライバにより、ハイパフォーマンスなIBM i連携アプリケーションが開発できる。SQL Server、Oracle、MySQLといった種類の異なるデータベースへのアクセスも可能なため、1つのアプリケーション上でさまざまなデータベースの情報を融合することが可能。
さらに、iOS、Android上で動作する軽量データベースSQLite、IBLiteもサポートしており、電波が届かない環境でも単体で実行可能なモバイルオフラインアプリケーションが作成できる。