「Informatica Intelligent Cloud Services」は、インフォマティカのエンタープライズ向け統一メタデータインテリジェンス「CLAIREエンジン」によって、次世代のユーザーエクスペリエンスを実現するという。このソリューションのうち、「Informatica Integration Cloud」におけるクラウドデータ統合機能の日本語版は2018年1月より提供開始される。また、その他のサービスについても、順次日本語版を提供する予定だとしている。
「Informatica Intelligent Cloud Services」は、インフォマティカのアプリケーションとデータ統合iPaaS機能に、エンドツーエンドのクラウドデータ管理を追加したもの。これには、エンタープライズクラスのデータ統合、API管理、アプリケーション統合、データ品質およびガバナンス、マスターデータ管理、データセキュリティなど、クラウド向けに再構築された機能すべてが含まれるという。
また、「Informatica Intelligent Data Platform」を基盤とし、現代のクラウド環境に合わせてフロントエンドおよびバックエンドのエクスペリエンスを再構築する。これにより企業は、あらゆる場所に存在するデータを効率的に活用し、デジタルトランスフォーメーションに向けた取り組みを促進することができるという。
「Informatica Intelligent Cloud Services」は、従来のiPaaSの定義を超え、クラウドデータ統合、クラウドアプリケーションおよびプロセス統合、API管理、接続性を網羅する。また、インフォマティカの「CLAIREエンジン」により、業界をリードするデータ管理機能を提供するという。
「Informatica Intelligent Cloud Services」に含まれるクラウドサービスは次のとおり。
「Informatica Integration Cloud」:従来のiPaaSの定義を大幅に拡張し、「Cloud Integration Hub」や「Cloud B2B」をはじめとした、他に類をみない、高度な機能を提供。また、アプリケーション統合、データ統合、API管理が含まれる。例えば「Cloud Integration Hub」は、ハイブリッドデータ管理向けにパブリッシュ/サブスクライブ型データハブの統合機能を提供する。
「Informatica Data Quality and Governance Cloud」:あらゆるクラウドのプロジェクトや取り組みに対して、データ品質機能とガバナンスの基盤を提供。例えば、「Cloud Data Quality Radar」は、SalesforceやMarketoをはじめとしたクラウドアプリケーション内において、データ品質に関する問題を評価し修正する。
「Informatica Master Data Management Cloud」:あらゆる形式のマスターデータに対し、1つのデータソースで総合的かつ正確な単一のビューを提供。例えば、「Cloud Customer 360 for Salesforce」は、業務ユーザー向けのセルフサービスとマスターデータのセルフマネジメントに重点を置き、最も要求の厳しいエンタープライズ要件に合わせて拡張可能なクラウドMDMソリューションを提供。
将来に向けたクラウド:「Informatica Intelligent Cloud Services」には随時、モジュール型のデータ管理クラウド、製品、ソリューションがシームレスに追加される。