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データベースを高速化するフラッシュ技術の多様化


(1)ストレージにおけるフラッシュの活用

 EMCストレージでは、フラッシュドライブをストレージ内のキャッシュとして活用する「FAST Cache」によって、DRAMより安価にキャッシュ領域を2TBまで拡張することができます。これにより、キャッシュヒット率を高め、小ブロックの読み取り/書き込みの両方をリアルタイムで高速化することができます。

 さらに、フラッシュとSASディスク、NL-SASディスクで階層化したディスク領域をプール化し、その中でアクセス頻度などに応じて、データを自動的に最適な場所に再配置する自動階層化「FAST VP」を機能として組み込んでいます。この機能は従来のファイバチャネルだけのディスク構成よりもディスク数を減らせることでコストを削減した上で高速化できるソリューションとして、好評を得ています。

 EMCは、2011年には24PB以上の容量のフラッシュをエンタープライズ向けに出荷していますが、EMCのユーザーの中でフラッシュを含めた自動階層化を適用しているプール容量は、1.3EB(1エクサバイト = 1000ペタバイト)に達しています。自動階層化は、2009年のリリースから3年以上経過し、国内でもほぼ標準的に利用されるようになっています。技術的にもかなり成熟していると言えます。

 また、オールフラッシュ・ストレージとして「Project X」を開発中です。この製品には、階層化したストレージ装置と組み合わせた自動階層化を実現していきます。

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(2)サーバサイドPCIeフラッシュ

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この記事の著者

若松 信康(ワカマツ ノブヤス)

通信機器メーカーのSEから、セキュリティ対策製品メーカーのプロダクトマネージャ、なんでも請け負う技術コンサル、EMCでハイエンドストレージと仮想化製品の担当を経て、現在は同社にて仮想化・クラウドを中心としたマーケティング活動に従事。現職にて社内データ活用のためのDBプロジェクトも経験。趣味は食べ歩き...

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