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Data Domainから広がるEMCデータ保護ソリューション

ProtectPointでアプリケーション統合強化

 データ保護(バックアップ)ソフトウェアとなるEMC ProtectPointではアプリケーションとの連携が強化された。例えばOracle RMAN(Recovery Manager)、SAP BR*Tools、IBM DB2 Advanced Copy Servicesなどアプリケーションのネイティブツールを介してProtectPointでバックアップするなどだ。加えてEMC Networkerとの連携も強化された。

Data Protection Suite 2015でCloudへのバックアップや検索機能

 EMCではEMC Avamar、EMC NetWorker、EMC Data Domain Boost for Enterprise Applications、EMC SourceOne、EMC Data Protection Advisorなどのデータ保護製品群をまとめて「Data Protection Suite 2015」という形で提供している。スイートというまとまった形でライセンスが提供されるため、最適な組み合わせで製品が利用できるというメリットがある。

 ここに新たにEMCが買収したMaginatics社の製品「CloudBoost Connector」が加わる。コンセプトとしてはテープの代替手段としてクラウドストレージを利用するもの。「CloudBoost Connector」はオンプレミス環境のバックアップデータをクラウドへ渡すとき、クラウドとの接点となる。保存先となるクラウドはEMC ECSやOpenStackなどのプライベートクラウドから、Amazon S3やvCloud AirやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウドにも幅広く対応する。

 加えてData Protection Suite利用者には「Data Protection Search」という統合された検索機能が提供される。オープンソースのElasticSerch技術を活用し、バックアップしたファイルに対してメタデータと全文検索が可能となる。検索してヒットしたデータに関しては部分的にリストアできるところが利便性を高めそうだ。EMC AvamarとEMC Networkerの両方から検索可能。

クラウドで生成するデータをクラウドにバックアップ「Spanning」

 近年ではクラウドサービスが普及し、クラウド上でデータが生成されるようになってきている。その一方で、クラウドで作られるデータをどう効率良くかつ確実にバックアップするかも課題となっている。

 Spanningはクラウドにあるデータをクラウドにバックアップするサービスだ。現時点で対応しているのはGoogle Apps、Salesforce、Office365(現時点ではベータ)などSaaSクラウドアプリケーションとなる。Spanningがゲートウェイとなり、これらのデータをAmazon Web Serviceに格納する。実際にSpanningはバックアップとリストアのサービスという形で提供となるため、ユーザーはGUI画面から操作することになる。

 EMCのデータ保護の中核(バックアップデータの格納先)にあるのはData Domainである。この周辺にData Protection Suiteに含まれる製品群がハブとなり、EMC製品や他社アプリケーションへも広がるように製品群を構成している。

 冒頭、神近氏が述べた通り、「どのような状況にあっても、すべてのデータを保護」するために盤石の構成といえそうだ。

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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