SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Enterprise IT Women's Forum

2025年1月31日(金)17:00~20:30 ホテル雅叙園東京にて開催

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

デジタルネイティブ世代は10年後にプリントが大きく減少すると考えている――IDCがプリント意識の調査結果を発表

チェック/推敲、上司報告、長期保管、顧客提出等のためのプリントは残ると予測

 発表によると、デジタルネイティブ世代は、社内チャット等のネットワーク経由のソーシャルコミュニケーションを重視する傾向があること、ワークスタイル変革を志向する傾向が強いことがわかった。例えば、社内チャットを利用する20代前半女性が23.0%であるのに比べて、35歳以上世代では10.3%だった。

 また家で仕事するワークスタイルを志向する20代前半女性は37.0%、20代後半女性は40.0%、30代前半女性は38.0%だったのに対し、上の世代の男女では24.4%だった。そして、こうしたネットワーク経由のソーシャルコミュニケーションを重視する傾向やワースタイル変革を志向する傾向が強いほど、業務上の平均プリント量も少ない傾向が見られた。

 また、10年後のプリントについては、デジタルネイティブ世代のほとんどが「頻度が減る」と回答している。例えば、現在「やや/かなり/頻繁」にプリントすると回答した20代前半男性が62.0%であるのに対して、10年後の予測の回答では30.0%に減少している。同様に、30代前半女性も75.0%から38.0%と大きく減少している。

 10年後もプリントする理由として、世代を超えた多くの回答者が挙げているのが、文書チェック/推敲、上司への報告、文書の長期保管、そして顧客への提案書等提出だった。一方、現在21.2%の回答者がプリントする理由として挙げている「社内ワークフロー」は、10年後は12.2%となっている。

デジタルネイティブ世代が社会の中心となる頃にはプリントのニーズが大きく変化

 今回の調査では、デジタルネイティブ世代のプライベートでのプリントについても分析を行った。例えば、20代後半女性のプリント内容で多いのは、ウェブページ、年賀状、写真、そしてクーポンだった。20代前半男性は、ウェブページ、写真、年賀状が主なプリント内容になる。また、デジタルネイティブ世代には年賀状を全く出さない層が多い(20代前半男女で44.3%、20代後半男女で39.2%)一方、来年以降は年賀状送付枚数が増えるとする回答者も一定以上存在している(20代前半では20.5%)。

 今回の調査で、デジタルネイティブ世代の業務におけるプリントに対する考え方、そしてプライベートにおけるプリント傾向が明らかになった。今後、彼らが社会の中心となる頃には、プリントに対するニーズも大きく変化すると考えられる。

 IDC Japan イメージング,プリンティング&ドキュメントソリューション グループマネージャーの石田英次氏は「今回の調査によって、デジタルネイティブ世代が社会の中心となる頃にはプリントへのニーズが大きく変化することがわかった。ワークフロー自動化で一部のプリントは不要となるが、世代にかかわらず必要とされるプリント内容は必ず残る。ベンダーは、こうしたプリント内容に注目し、プリント付加価値の拡大を目指すべきである」と述べている。

参考資料1:会社でのプリント頻度 - 10年後の予想(作成:IDC Japan)
参考資料2:10年後もプリントすると考えられるプリント内容は何ですか(作成:IDC Japan)

 今回の発表は、IDCが発行したレポート「2018年 国内プリント環境エンドユーザー調査:デジタルネイティブ世代のプリント意識」および「IDC Survey Spotlight:2018年 国内プリント環境エンドユーザー調査-デジタルネイティブ世代のプリント意識」にその詳細が報告されている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/10435 2018/02/27 16:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング