「HYPERSTORE」は、スモールスタートが可能で、データ量の増加とともにノードを追加するだけで、ペタバイト級を超えてスケールアウトできるという特徴を持つデータストレージ製品。KSGとクラウディアンでは、次のような製品を提供するという。
1. オブジェクトストレージスターターキット「Cloudian Readyアプライアンス」:「HYPERSTORE」導入済みの富士通社のIAサーバPRIMERGYと、L2スイッチを組み合わせて提供
2. 自動タグ付け機能付き次世代画像・映像アーカイブサーバ:「HYPERSTORE」とデータクック社のJetFileアプライアンスを組み合わせて提供
発表では、企業内ITにおいては、処理性能、コンプライアンス、経済性といった課題等から、全てのデータをパブリッククラウドで処理し保存するよりも、クラウドとオンプレミスを最適に使い分けるハイブリッドクラウドが主流になるとしている。
「HYPERSTORE」でAmazon S3と同等のクラウドストレージをオンプレミスに構築することで、AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azure等にポリシーベースで自動的にデータを転送し階層化するハイブリッドクラウドを実現できる。また、「HYPERSTORE」に保存したデータを、階層先のパブリッククラウドそれぞれのAPIで読み出せるマルチクラウドにも対応できるという。
特に、このたび発表したKSGが提供するオブジェクトストレージスターターキット「Cloudian Readyアプライアンス」は、低価格のラインアップを揃えており、「HYPERSTORE」によるオンプレミス・ストレージ、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドをの初期コストを最小化して導入できるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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