「ManageEngine ADManager Plus」最新版の新機能は次のとおり。
■ファイルサーバーアクセス許可が可能に
従来のワークフロー機能では、ユーザー・コンピューター・グループ等の更新リクエストのみ作成可能だったため、Active Directoryドメイン上に存在するNTFSや共有フォルダーへのアクセス許可の申請はメールベースで行う必要があった。今回のワークフローの機能強化により、ユーザーや部門のIT担当、組織長などが「ADManager Plus」の画面から簡単にアクセス許可の申請ができるようになった。
さらに、アクセス許可の申請時において、「2018年5月9日13:00から14:00」のような時間指定も行える。指定日時を過ぎた場合には、自動的にアクセス許可を削除するため管理者の業務工数軽減にも寄与するほか、対応漏れにより不要なアクセス許可が存在することを防止し、セキュリティレベルの向上にも貢献するという。
また、関連製品「ManageEngine ADAudit Plus」のファイルサーバー監査機能と併用することで、ファイルサーバーの共有フォルダーやNTFSのフォルダーやファイルなどのアクセス履歴を可視化することができ、ファイルサーバーの監査をより効率的に実施できとしている。
■ワークフローの回付ルートを複数作成できる機能を追加
従来、1つしか定義ができなかったワークフローの回付ルートが、今回のリリースから複数作成できるようになった。今までは、あらゆる業務を1つの回付ルートに合わせる必要があったが、今後は複数の回付ルートを作成し、業務に合わせた承認プロセスを実現できる。
■ワークフロー機能における依頼者ライセンスの無償化
「ADManager Plus」の課金対象であったワークフロー機能における「依頼者」を、追加のライセンス購入をすることなく無償で利用できるようになった。従来のワークフロー機能では、必要な依頼者数に合わせてオペレーターライセンスを購入する形式だったが、新リリースでは依頼者をライセンスのカウント対象から除外し、依頼者数無制限で利用することができる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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