デジタルアーツは、従来からユーザーが安全なメールの受信とWebを閲覧できる環境を構築し、標的型攻撃を徹底的に排除するための製品リリースを行っている。今回、新たに確立したホワイトリストDBは、「m-FILTER」Ver.5で送信元の安全性を判定する機能で、昨年9月にリリースした企業・官公庁向けWebセキュリティソフト「i-FILTER」Ver.10の「クラウドルックアップ機能」を「m-FILTER」においても応用したものだという。
このホワイトリストDBは、デジタルアーツが安全な送信元であると確認したホワイトリスト情報を蓄積したもの。「m-FILTER」を利用しているユーザーは、メールを受信する前にこのホワイトリストDBで照合し、安全と確認されたメールのみを受信できる。ユーザーは、受信メールが偽装されたメールであるかどうかを意識せず、安心して閲覧することが可能になる。
さらに、このホワイトリストDBでは、常に高い網羅率を維持するため、受信したメールのドメインやIPアドレスといった情報を自動的にクラウドデータベースにアップロードし、デジタルアーツで正常性を確認したうえで配信する。
なお、この仕組みが利用できる最新版の「m-FILTER」Ver.5.20(オンプレミス版)は11月5日に、クラウドサービス版である「m-FILTER@Cloud(エムフィルターアットクラウド)」は、オンプレミス版に先行して10月5日にそれぞれ提供開始する。
■「m-FILTER」Ver.5.20、「m-FILTER@Cloud」の新機能
- ホワイトリスト配信機能
- ホワイトリスト適用メール検索機能向上
- スパム検知対象の隔離通知メールの抑止機能
- 禁止拡張子リスト/偽装キーワードリスト/短縮URLリストのアップデート対応
- 添付ファイルの「FinalCodeR」ブラウザービュー暗号化対応(「m-FILTER」Ver.5.20R01のみ)