「Kaspersky Hybrid Cloud Security」は、パブリッククラウド、プライベートクラウドやオンプレミスなど、仮想環境と物理環境を組み合わせたハイブリッドクラウド環境全体を一括して可視化し、透過的にかつ効率的に保護・管理するための製品だという。
これまで提供してきた仮想インフラストラクチャ用セキュリティ製品をバージョンアップし、既存のWindowsサーバー向け、Linuxサーバー向けセキュリティ製品を加え、さらにAWSおよびAzure(2019年前半対応予定)のAPIを使用することで、ハイブリッドクラウド環境のセキュリティを単一のコンソールで管理することが可能になった。
「Kaspersky Hybrid Cloud Security」の主な特徴
■ハイブリッドクラウド環境におけるシームレスな管理を実現
・パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス上の仮想/物理マシンのセキュリティに関する設定、タスクやステータスを、統合的に単一コンソール「Kaspersky Security Center」で管理することが可能。
・AWSおよびAzureのAPIを用いてクラウドセグメント上のインスタンスを検出し、セキュリティ製品をリモートインストールしてインスタンスを保護。
■次世代テクノロジーによるワークロードの保護
・機械学習を組み込んだ多層型技術と、Kaspersky Security Networkによるクラウドベースのインテリジェンスによって、新しい脅威を迅速に特定しワークロードを強固に保護。
・増加傾向にある高度なファイルレスマルウェアの脅威から、脆弱性攻撃ブロック、メモリースキャン、振る舞い検知といった複数のテクノロジーで保護。
・ファイル変更監視によって、プログラムファイルなどへの不正な変更を検知。また、Windowsイベントログを監視し、ブルートフォースアタックやWindowsイベントログを悪用する可能性のある、異常な振る舞いを検知して管理者に通知。
■柔軟なライセンス体系
・保護機能に応じたStandardと Enterpriseの2種類のライセンスを提供。保護対象環境に応じたライセンスオブジェクト(課金単位)を用意しており、CPU数、デスクトップ(VDI)数、サーバーOS数に基づいたライセンスを購入できる。