DNPは2016年3月に、サイバー攻撃等の脅威に対抗するため、サイバーセキュリティ技術者を集中的に訓練、養成を目的としたサイバーナレッジアカデミー(CKA)を開講した。CKAでは、サイバーセキュリティ先進国であるイスラエルのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)社の訓練システム「TAME Range」を活用し、実際に発生した事案をリアルに再現したシナリオ体験型実践演習で訓練・学習できるコースを提供している。
一方KIISでは、最新のサイバーセキュリティ情報を共有し、地域全体のセキュリティレベルを向上させることを目的に、「KIISサイバーセキュリティ研究会」を2017年度より開催しているという。
今回、この研究会からDNPに対し協力要請があり、CKAの演習を活用した「イスラエルのサイバーセキュリティ訓練を集中的に学ぶ体験型実践演習トライアル」を実施することになったという。受講には、「KIISサイバーセキュリティ研究会」への会員登録が必要になる。
■開催概要
会場は、両コースとも大阪市西区の大日本印刷(なんばSSビル 2F)。
・コース1:サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース(CIRM)1日ダイジェスト版
- 日時:2018年10月18日(木)10:00~17:30
- 概要:通常5日間の演習コースを1日に圧縮し、実際に発生しているサイバー攻撃事案をリアルに再現した攻撃シナリオを訓練環境で体験することで、インシデント対応の考え方を身に付ける。
- 定員:12名
・コース2:ディシジョン・メーカーコース
- 日時:2018年10月18日(木)15:30~17:30
- 概要:コース1の演習を見学するとともに、昨今のサイバー攻撃事案に即して、CIO、CISO、CSIRTリーダーを担う参加者に向けて、インシデント対応に関する基礎的な知識と技能を提供。
- 定員20名