システムインテグレータは、ERPパッケージ「GRANDIT」、EC構築サイトパッケージ「SI Web Shopping」、プロジェクト管理パッケージ「SI Object Browser PM」を開発、販売しており、それぞれのパッケージは企業内業務の効率化を推進するためのツールとして多くのユーザーに導入されている。その中で、システム化されず人が介在して行う業務も数多く残っており、それらを自動化するためのRPAツールとして「RPA Express Starter」 「RPA Express Pro」を採用することにしたという。
今回、ライセンスフリー(無償)で利用できる「RPA Express Starter」を採用して、ユーザーがRPAツールを無償で試用してみて、その可能性を理解した上で、スモールスタートできるRPAソリューションビジネスを進めていくとしている。
システムインテグレータでは、図1、図2のような処理を自動化するロボットモジュールを「RPA Express Starter」「RPA Express Pro」で提供していくほか、個別の導入サービスを提供する。 このような、ロボットモジュールを提供していくことで、「あの作業を自動化した」という導入効果をわかりやすくするという。
同時に、WorkFusionから提供される技術者トレーニングによって、基幹業務システム周辺のソリューション提供をできる技術者を増強し、同社の主力事業であるERPビジネスの補完ツールとして拡販していく。
また、ユーザーに提案するだけではなく、すでに社内で導入手順の策定、検証を行っており、「RPA Express Starter」を使って10数種類のロボットを開発し、年間約1,500時間に相当する間接業務削減目標を実績検証中だという。
■「RPA Express Starter」「RPA Express Pro」の特徴
・ノンプログラミングで自動化を行うための操作記録が可能
・HTML/CSSなどの構成を解析し操作対象を特定する「オブジェクト認識」とPC画面上の相対位置を特定する「画像認識」に対応
・有償版ではサーバインストールによる複数ボットの集中管理が可能。また、有償版ではBOTの複数同時実行が可能