大塚商会、NEC、マイクロソフトの3社は28日、中小企業向けの仮想化ソリューション「1台2役サーバパック」を発表した。
同パッケージは、NECのPCサーバ「Express5800シリーズ」とマイクロソフトの「Windows Server 2008 Hyper-V」を組み合わせ、大塚商会が1台の物理サーバ上で2台の仮想サーバを利用できるよう設定したパッケージ商品。
仮想化によるサーバ統合などが普及する一方で、コストや専門知識といった障壁から、中小企業は導入を進めづらい状況にあった。同パッケージでは、Hyper-Vを採用し、ユーザが使いなれたWindowsプラットフォームで仮想サーバを利用できるように配慮。新たな専門知識を大量に獲得することなく、仮想化環境を利用、運営できるようになる。
同パックの利用によって、サーバ導入コストを約30%削減できるほか、監視、バックアップの一元管理化により運用コストの削減も見込めるという。また、Windows 2000 ServerやWindows Server 2003などもサポートしているため、既存のサーバを同サーバーパックに追加、統合して運用することもできる。
販売開始は2009年3月1日、価格は200万円からを予定している。3社では、共同マーケティングなどによる協業を通して、販促活動を実施していく予定だ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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