日本ヒューレット・パッカードは、最先端のメモリ主導型コンピューティングへの移行を検討している顧客と連携し、同技術に適したアプリケーションの検証をはじめ、これまでにない飛躍的な成果を生み出す迅速なPoC(Proof of Concept:概念実証)を実現可能な環境を提供するという。これにより、様々な企業のデジタルトランスフォーメーションの実現をサポートするとしている。
2018年にヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE)は、Hewlett Packard LabsとHPE Pointnextの専門知識を活用して、メモリ主導型コンピューティングに特化したインキュベーションプラクティスを発表した。
性能と効率を飛躍的に向上させ、知的発見やビジネスチャンスの新時代を切り開くために設計されたメモリ主導型コンピューティングは、優れた柔軟性と拡張性を備えているアーキテクチャである。従来のシステムに比べ、さらなる省エネルギーを実現し、様々なコンピューティングタスクを素早く完了することができる。
Hewlett Packard Labsは、メモリ主導型コンピューティングの実現に必要な革新的技術を開発している。この最新アーキテクチャを活用することで、膨大なデータ処理を劇的に高速化し、インサイト(洞察)の抽出時間を数日から数時間、数時間から数分、数分から数秒に短縮させ、最終的にはリアルタイムのインテリジェンスを可能にするという。
■NTT Comの「Nexcenter Lab」に関する取り組み
NTT Comは、ICTを活用して「ビジネスを変革、創出」するデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する「DX Enabler」として、「デジタルデータの利活用」に注力し、データをインフォメーションに、さらにインテリジェンスへと進化させることで、価値あるものとして活用するために最適な「データ流通プラットフォーム」の提供に向けて取り組んでいる。
今回、「データ流通プラットフォーム」を支えるデータセンターサービス「Nexcenter」において、様々なパートナー事業者がコラボレーションして、PoC(Proof of Concept: 概念実証)を容易に実現できるプラットフォームであるInnovation Labを日本国内においても「Nexcenter Lab」として展開する。