法人組織を狙ったサイバー攻撃を防ぐには、セキュリティ対策製品などを導入する技術的な対策に加えて、社内ポリシーの整備や従業員に対する教育など組織的な対策を講じることが重要になる。
本ガイドブックは、仕事でパソコンやインターネットを利用する方が最低限押さえておくべき5つの基本対策、経営幹部や取引先などになりすまし、金銭や特定の情報を騙し取るサイバー犯罪「ビジネスメール詐欺」、感染したパソコンの操作をロックしたり、ファイルを暗号化して復旧の代わりに金銭を要求する「ランサムウェア」、組織の持つ重要情報の入手を目的に標的組織に特化した攻撃「標的型サイバー攻撃」など、近年注意すべきサイバー脅威とその対策について、イラストを交えて分かりやすく解説している。
本ガイドブックは、10項目のセキュリティ対策チェックリストを用意しており、既に対策出来ている項目にチェックを入れることでセキュリティ対策状況を可視化できる。法人組織のシステム担当者が従業員に対して行うサイバーセキュリティ教育の教材や、自身でサイバーセキュリティを学ぶ上での教材として利用できるという。