「ADManager Plus」は、Active Directory上のID管理を効率化するソフト。5月14日よりフル機能・保守サポート付きの「ADManager Plus」を無料でダウンロードして利用可能だという。無料版の利用期間は30日で、無料期間以降は年間ライセンスなどのプランを用意するとしている。
また、「ADManager Plus」無料版は30日間限定のサービスになるが、100ユーザーまでの利用であれば、30日以降も継続して無料で利用できるという。フル機能・保守サポートも継続されるので、中小企業などにとっては、「低コスト」「充実の機能とサポート」を長期間受けられるサービスになっている。
「ADManager Plus」5つのポイント
1. 使いやすい操作性
Active Directoryの運用は、自作のPowerShellスクリプトで処理をすると複雑化しやすく、使いづらい画面になりがち。そのため、人事異動やプロジェクト編成の際に支障をきたす可能性もある。一方、「ADManager Plus」は、Webベースの操作画面での容易な操作やCSVインポートによるアカウントの一括更新が可能。業務に合わせた更新ができるため、業務工数の削減につながる。
さらに、属人化されやすいActive Directory運用において、「ADManager Plus」のシンプルな画面と操作性は、担当者間のスムーズな引き継ぎを実現する。
2. セキュリティの向上
「ADManager Plus」は、それぞれの状況を個別に調査してExcelなどにまとめるのではなく、用意されている権限可視化レポートを実行するのみ。権限の棚卸などが簡単に実行できる。また、例えば2か月間の業務委託スタッフ用のアカウントを用意する場合は、無効化や削除の要件に合わせて自動的に処理を実行。柔軟なセキュリティ対策を施す。
3. 運用体制の確立
担当者ごとにカスタマイズされた分かりやすい画面や、統一されたWebベース画面に見られる高い閲覧性。また、必要な操作しか実行できないシステムとし、作業者ごとの操作ログ確認も可能なので、安心して業務を委任することができる。申請、承認作業についても、「ADManager Plus」で正確かつスピーディーに行えるので、入力ミスなどのヒューマンエラーも軽減される。
4. 業務工数の削減
事前設定による自動処理機能を搭載しており、CSVデータを指定した日時に自動反映させることが可能。定期的なアカウントの見直しも自動処理で実行されるため、長期間ログオンしていないユーザーの無効化やパスワード変更の強制といった、運用者の通常工数が大幅に削減される。これらの自動処理は、対応漏れによるセキュリティリスクの低減にもつながる。
5. 豊富な機能
Office365とも連携しており、従来Active DirectoryとOffice365へ別々に登録しなければならなかったものが、一括で作成できるようになる。その他にも、豊富な機能が組み込まれており、簡単で安全な運用が可能。