「GridDB」の機能強化版(V4.2)では、内部で実行中の処理一覧出力機能をサポートすることで、実行中のクエリに関する並列処理数、実行時間や処理待ちなどの詳細な状態把握が可能となり、スローダウンなどの状況把握やそれを引き起こすクエリの特定が容易になった。
加えて、クエリに対して、内部でどのように処理するのかを表すSQL実行計画の取得をサポートすることで、問題のあるクエリに対して、きめ細かいパフォーマンスチューニングが可能になった。
また、アプリケーションに対して識別子の設定をサポートすることで、問題が発生した場合に、サーバーログとクライアントトレースログに問題の内容と共にアプリケーション識別子を記録できるようになるため、これまで手間のかかっていた問題のあるアプリケーションの特定が容易になったという。
さらに、アプリケーションプログラマーの利便性向上を図るために、アプリケーション開発のプログラミング言語としてJava、C、Pythonのほかに、従来はオープンソースとして公開していたNodo.jsクライアントとGoクライアントを正式にサポート。また、Windows環境で動作するCクライアントライブラリを新規にサポートした。
これにより、WindowsからダイレクトにGridDBデータベースにアクセスするアプリケーションを構築することが可能になったという。