今回発表されたサーバーは、CPUにAMD Opteron TM プロセッサーを2個搭載した、ハイエンドのラック型x86サーバーで、科学技術計算や大規模データベースなどでの応用をターゲットとしている。特徴はCPUの高速処理だけでなく、IBMが汎用機開発で培ってきたメモリ設計技術「Xcelerated Memory Technology」を採用することで、性能価格比が従来の約2倍となったことだ。
Xcelerated Memory Technologyは、メモリの搭載容量にかかわらずCPU-メモリ間の転送速度が落ちない技術だ。IBMではこのサーバーの最大容量である128ギガバイトのメモリを搭載した状態でも677MHzの転送速度を記録したという。
価格は最小構成で「IBM System x3755 Model ARJ 2.4GHz」が821,100円(税込み)、動作周波数2.7GHzのCPUを搭載したモデル「IBM System x3755 Model DRJ 2.7GHz」が850,500円(税込み)となっている。