エンカレッジ・テクノロジは、業務自動化・効率化を目的とした、企業の働き方改革の推進をサポートする監視・モニタリングツール「ESS REC NEAO(イーエスエス レック ネオ)」を、2月末に発売する。
「ESS REC NEAO」は、同社のシステム証跡監査ツール「ESS REC」をベースに、事務・オフィス業務における監視・モニタリングを目的に最適化した新エディション。
RPAロボットの実行環境に適用することで、ロボットの動作を監視モニタリングして、RPAツールや操作対象のアプリケーションから出力される異常発生などのメッセージや振る舞いを検知し、管理者にアラートを発報できる。また、提供予定のRPA用プラグインを用いると、RPAツールから直接メッセージを「ESS REC NEAO」へ送信するといった、RPAツールとのさらなる連携が可能になる。
DaaS(仮想デスクトップサービス)環境などに適用すれば、テレワーク・リモートワーク環境で働く従業員のデスクトップ環境をリアルタイムでモニタリングできる。さらに、働き方が把握できる専用レポートを使用すれば、より俯瞰的な状況の把握が実現する。
「ESS REC NEAO」のベースとなった「ESS REC」では、システム管理部門におけるシステム管理操作が適用対象業務なので、利用に当たっては一定のスキルや知識が必要となっていた。しかし、「ESS REC NEAO」は一般事務エリアでの監視・モニタリングでは不要な付加機能を排除したため、よりシンプルな構成になっている。
なお、「ESS REC」環境のサーバおよび管理コンポーネントを、そのまま「ESS REC NEAO」を含む共通管理コンポーネントとして使用する場合には「ESS REC NEAO」の管理コンポーネントは必要ない。また、「ESS REC」環境の一部でシンプルな要件のみ必要な場合は、通常の「ESS REC」ではなく「ESS REC NEAO」を追加して同一環境での併用が可能となっている。
ライセンスは、永久ライセンス方式と年間ライセンス方式を選べる。永久ライセンス方式の場合は、管理サーバ一式が900,000円から、監視モニタリング対象マシンがクライアントPC1台あたり20,000円、サーバ1台あたり54,000円。