シトリックス・システムズ・ジャパンは16日、同社の主力製品であるXenAppの最新版である「Citrix XenApp 5 Feature Pack」をリリースした。XenAppは、アプリケーションサーバーとして各クライアント端末にアプリケーションを提供するための製品だ。
今回のバージョンアップでは、マスターサーバーのイメージに対して、大規模かつ分散化したデータセンターなどのXenAppサーバーにそのイメージを配布・管理ができるサーバープロビジョニング機能が追加された。これにより、拠点が分散しているような大規模なアプリケーションデリバリー環境でも効率的なサーバー、およびアプリケーション管理が可能となる。
また、端末からのユーザー設定も統合管理することで、物理端末、仮想端末など問わず最新の設定変更を各デスクトップやアプリケーションに適用できるプロファイル管理機能も追加されている。
クライアント側のアプリケーション仮想化も、これまではEnterprise EditionとPlatinum Editionでのみ対応していたが、5 Feature PackではAdvanced Editionでもサポートされるようになった。
新バージョンは16日からシトリックスのサイトでダウンロード可能となっている。旧バージョンユーザーでも有効な保守契約など条件を満たせば追加コストなしのダウンロード・アップブレードも可能だそうだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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