NTTデータ・ビズインテグラルは、デロイトトーマツリスクサービス(DTRS)へ同社の顧客紹介を可能にする契約を、5月26日に締結した。この契約は、同社が提供するERPパッケージ「Biz∫(ビズインテグラル)」を利用するユーザーに対して、経営の高度化やガバナンス強化を図ることを目的としたもの。
この契約によって、「Biz∫」のユーザーは試算表データ、販売データ、購買データなどを、クラウドベースのリスク分析サービス「リスクアナリティクス オン クラウド」と連携でき、効果的かつ効率的にリスクの予兆を把握できるようになる。
「リスクアナリティクス オン クラウド」は、トーマツによって開発された製品。同製品の入力データは、リスク分析ごとの各アプリケーションを通じて、同社の経験と知見に基づき設定されたリスクシナリオと照らし合わされ、リスクのスコアリングが行われる。
ユーザーは、ダッシュボード上で子会社、購買、販売に関するリスク分析結果の閲覧が可能になる。それらをもとにリスク対応を検討・実施することによって、リスク管理態勢の強化を図れる。とりわけ、経営企画部門・経理部門では、子会社や事業のリスクの早期発見、内部監査部門における効率的・効果的な内部監査の実施が期待できる。