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デロイトトーマツグループ、企業の危機対応力を強化する助言サービス「D-レスポンス」の提供を開始

 デロイトトーマツグループは、5月28日、企業の危機対応力を強化することを目的とした助言サービス「D-レスポンス」の提供を開始した。

 「D-レスポンス」では、リスクマネジメント、サイバーセキュリティ、フォレンジック、事業再編、税務、法務など、さまざまな分野の専門家からの助言を、平時および有事に提供可能な体制を整える。

 平時には、マニュアル・リスクシナリオの設定や従業員教育など体制構築・強化に係る助言指導を、企業側の定例会参加などによって実施する。月に1回・1時間程度の会議への参加と月3回までのメール・電話などによる問い合わせが可能で、企業の組織風土や人的リソースなどをふまえた、実効性のある意思決定を支援する。

 危機発生時への対応としては、専用ホットラインによる24時間365日での受付体制を構築。有事対応へのシフトを迅速にサポートできる体制を整備している。

 なお、クライシスが発生した場合は、その対処に関わる専門的な知識の提供、それぞれの領域の専門家による、危機へのさまざまな助言指導の提供を行う。

 デロイトトーマツでは、企業の危機対応について、「予防(Readiness)」「対処(Response)」「回復(Recovery)」の、3つのステージによる統合した検討・対策を提唱している。今回提供を開始した「D-レスポンス」では、3つのステージと自然災害やパンデミック、サイバー攻撃、情報漏洩、不正取引といった、さまざまなリスク視点でのサービスを掛け合わせた、多様な危機対応関連サービスを一元的に提供する。

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