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NTTデータ、法人向けマルチバンクサービス「BizHawkEye」へのみずほ銀行の接続が決定

 NTTデータは、6月15日に「BizHawkEye(ビズホークアイ)」とみずほ銀行との接続が決定したと発表した。

 「BizHawkEye」は、インターネット経由で利用可能な法人向けマルチバンクサービス。専用ソフトウェアを必要とせず、会計業務で必要な預金残高や入出金照会、振込振替、資金集中配分といった業務を、インターネット経由でWebブラウザから利用できる。インターネット経由での利用なので、テレワーク時の複数金融機関との取引が可能になる(資金集中配分機能は10月からサービス提供予定)。

「BizHawkEye」の全体像
「BizHawkEye」の全体像

 ほかにも、銀行共通の認証基盤であるVALUX認証を利用しており、一度の認証で同時に複数の銀行口座に対して照会業務や送金業務を行える。電子証明書による端末認証だけでなく、専用のカメラ付きトークンで取引時に表示される二次元コードを読み取って、トークン上に表示された取引内容を確認することで、取引内容の改ざんを防ぐトランザクション認証も採用している。

 なお、ZEDIのXML形式データに対応しており、振込や入出金のデータにEDI情報を付加してデータを送受信できるので、売掛金の照合や支払事務の効率化が可能になる。

 税別のサービス提供予定価格は、標準サービスが初期費用3万円、月額費用4000円。10月に提供開始予定の資金集中配分サービスが初期費用5万円、月額費用5000円。課金は、どちらもVALUX接続IDごとに行われる。

 NTTデータは、今後VALUX接続金融機関を中心に接続先の拡大を進め、10月時点で約350金融機関との接続を目指す。あわせて、2024年1月のINSネット(ディジタル通信モード)終了までに、専用ソフトウェアを利用している企業(約10万社)への「BizHawkEye」提供を目指す。

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