PwCネットワークの戦略コンサルティングチームStrategy&は、調査レポート「ポスト・コロナにおけるマネジメントアジェンダ」を発表した。
同レポートでは、新型コロナウイルス感染症の発生によってメガトレンドが急激に変化し、その影響によって企業経営の方針・考え方である暗黙の前提も抜本的に変化している。このことから、企業は、新型コロナウイルス感染症の発生によって変化した暗黙の前提を踏まえ、新しいオペレーティングモデルを再設計し、急速に変化したメガトレンドとの整合性を確認する必要がある、と指摘している。
また、企業のマネジメントでは、新型コロナウイルス感染症がもたらすインパクトが、一過性でないというシナリオも想定する必要がある。中長期的には、新型コロナウイルス感染症以外にも疫病、自然災害、地政学リスク、金融リスク、サイバーリスクなどの外部インシデントが多様化・頻発化し、再度人々の行動様式に影響を及ぼすことも考えられる。そのため、企業には新型コロナウイルス感染症の発生によって変容したメガトレンドの中長期的な継続を前提として、企業経営の見直しを求めた。
同レポートでは、新型コロナウイルス感染症の影響に中長期的に対応できる企業経営のあり方について、以下のアジェンダに沿って考察している。
- ポスト・コロナの成長に向けた検討ステップ
- 新型コロナウイルス感染症の発生によるメガトレンドの変化
- 新たなオペレーティングモデル
- ポスト・コロナに必要なケイパビリティ