米SAS Instituteは、6月16日(現地時間)、最新のクラウドテクノロジーを活用できるよう設計された「SAS Viya 4」を、2020年後半に提供開始すると発表した。
「SAS Viya 4」ではAPI機能を拡張し、開発者がデータサイエンスチームと協力して、変化するビジネスニーズへの容易かつ迅速な対応を可能にする。
また、ソフトウェアのアップデートサイクルを選択できるCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)プロセスを採用。ユーザーは、最新の製品イノベーションを即座に使用可能なほか、独自の変更管理スケジュールにアップデートを組み込むこともできる。
さらに、Kubernetesによるコンテナベースのアーキテクチャによって、Azure、Google、AWS、OpenShiftといった異なるクラウド環境を横断する移植性を実現している。
ほかにも、モデルのデプロイをより簡単にすることで、アナリティクスの「ラストマイル」克服を支援する。また、あらゆる分析モデルのパフォーマンスを一元的にモニタリング/管理することが可能になる。すべてのオープンソース/SASモデル、リネージ、テンプレートの管理を一元化し、すべてのモデリング活動における完全な可視性と制御を実現する。