SAPジャパンは、準大手および中堅企業を対象としたインテリジェントエンタープライズ標準ソリューションモデル(i-ESM)の提供を、パートナー企業とともに6月29日に開始した。これにより、基幹システム(ERP)および人工知能(AI)、機械学習(ML)、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)などのデジタル技術の導入短縮化を支援していく。
i-ESMでは、商社・卸、化学、組立製造、プロフェッショナルサービスの4業界別のクラウドERP導入に際して、標準的な導入期間、導入費用(アドオン開発・データ移行を除く)のモデルを用意。AI、ML、RPAなど、ERPとともに活用することで付加価値を高められる最新デジタル技術をメニュー化して提供する。そのほか、基幹システム検討期間の簡素化と短縮化を促し、より迅速にデジタル変革(DX)の効果を出すことを支援する。
企業はi-ESMを通じて、モデルケースをもとにDXを支える次世代基幹システムの検討をより効率的かつ効果的に行えるようになる。また、モデルとなる業務範囲や期待効果を参照することによって、プロジェクトに参画すべき役員層や業務部門を特定し、DX推進プロジェクトの要否を判断できる。その結果、実際のDXプロジェクトでは、他社の事例から得たノウハウをもとに確実な実行が可能になる。
参加パートナー企業は以下の通り(50音順)。
- アイ- ピー- エス
- SCSK
- NTTデータ グローバルソリューションズ
- コベルコシステム
- SHIFT
- TIS
- 三井情報
今後は、状況に応じて参加パートナーを順次増やしていく。