デルテクノロジーズの日本における事業を展開するデルとEMCジャパンは、HCI(ハイパーコンバージド インフラストラクチャー)「Dell EMC VxRail」の新機種として、「VxRail Dシリーズ」と「VxRail Eシリーズ」を発表した。
「VxRail Dシリーズ」は、同シリーズとしては初の高耐久性モデルで、リモート環境や厳しい設置環境で高い耐久性を発揮できるように設計されている。「VxRail」のシンプルさとライフサイクル管理能力を、コンパクトで耐久性に優れたフォームファクターで提供する。
第2世代インテルXeonスケーラブルプロセッサを搭載しており、「VxRail」シリーズ最小のコンパクトさながら、優れた高温・低温耐性と40Gまでの耐衝撃性を備えており、最大で高度1万5000フィート(4572m)で動作できる。税別価格は670万円から。
「VxRail Eシリーズ」は、「VxRail E665」プラットフォームに第2世代AMD EPYCプロセッサを搭載する。エッジ環境でシングルソケットプラットフォームのハイパフォーマンスなコンピューティングパワーを必要としている企業に、最適なソリューションを提供する。
「VxRail E665」は、NVMe、オールフラッシュ、ハイブリッドストレージ構成に対応する。ハイパフォーマンスなシングルソケットモデルとして、データベースや非構造化データ、仮想デスクトップインフラストラクチャー、HPCワークロードに最適なオプションの提供を可能にしている。税別価格は600万円から。
あわせて発表された「VMware Cloud Foundation 4.0 on VxRail 7.0」は、「Dell Technologies Cloud Platform」によって4つからのコンピューティングノード構成をサポートしている。そのため、企業は小規模な導入からスタートしてその後スケールアップできる。
また、最新バージョンの「VxRail HCIシステム ソフトウェア」は、オンデマンドのアップグレード前ヘルスチェックや、クラウドベースの管理とオーケストレーションなどの機能によってアップデートを合理化する。展開場所に関係なく、すべての「VxRail」クラスタをライフサイクル全体にわたり管理可能となる。
そのほか、「VxRail」にはオプションとして、従来よりも90%低いレイテンシを実現するインテルOptaneパーシステントメモリ、およびNVIDIA vGPUソフトウェアとの統合によって、高速レンダリング、AI、高度なグラフィックス、コンピューティング能力をデータセンターにもたらし、幅広いワークフローをサポートするNVIDIA Quadro RTXを用意している。