米Nutanixは、「Nutanix Foundation Central」「Nutanix Insights」「Nutanix Lifecycle Manager」を、6月24日(現地時間)に発表した。これらは、自宅や企業の本社など、あらゆる場所で働くITチームを対象に、クラウドインフラストラクチャーの導入、アップグレード、トラブルシューティングを可能にするソリューションとなる。
「Nutanix Foundation Central」は、Prismインターフェイスによる管理が可能で、単一のインターフェイスを通じてあらゆるローケーションから、グローバルな規模でプライベートクラウドインフラストラクチャーを導入できる。Nutanixノードのイメージから、未構成のアプライアンスやサーバの初期化と構成を行い、Nutanixソフトウェア・ソリューションをインストールする。
企業は、「Nutanix Foundation Central」によって、インフラストラクチャー・ソフトウェアの導入の自動化や集中管理をはじめ、自社ビジネスの成長に合わせた既存インフラストラクチャーのキャパシティを容易に拡大できる。
「Nutanix Insights」は、予知保全型の健全性と自動化されたサポートサービスを通じて、グローバルなITオペレーションを効率化するサービスとなる。すべてのクラスタ、拠点、地域を含む、顧客企業のクラウド環境からテレメトリを分析。アプリケーションやデータの可用性に影響を及ぼす可能性のある、現在進行中の潜在的な問題を特定する。
特定が完了すると、インフラストラクチャーの健全性とパフォーマンスを最適化すべく、それぞれの環境に応じた推奨事項の提示を行う。さらに、Nutanixによるサポートチケットを自動的にオープンし、「Site Reliability Engineer(SRE)」を割り当てるほか、オプションによってすべての関連する顧客ログファイルを収集・アップロードし、分析に活用できる。
「Nutanix Lifecycle Manager」は、Nutanixのソフトウェアスタックとアプライアンス・ファームウェアへのシームレスな1クリックでのアップグレードが可能。アプリケーションやインフラストラクチャーのダウンタイムは発生しない。
ソフトウェアとファームウェアの依存関係を自動で判断し、アップデートの優先順位をインテリジェントに決定して、アップグレードプロセス全体のオーケストレーションを行う。よりセキュアで回復力に優れたインフラストラクチャーを実現する。