クアルトリクスは、7月7日に同社が提供する「Qualtrics Experience Management Platform」をLIXILが採用したと発表した。
今回、LIXILが採用したのは、「Qualtrics Experience Management Platform」のうち「Qualtrics EmployeeXM」と「Qualtrics CustomerXM」になる。同社は、従業員と顧客のエクスペリエンスを、「Qualtrics Experience Management Platform」によって一括管理する。
LIXILでは、さまざまなバックグランドを持つ従業員が目的意識を持って生き生きと働く環境を整え、起業家精神にあふれた組織を構築。これにより、持続的な成長を実現することを目指している。
2012年度からは、グローバルな従業員を対象とした従業員意識調査を継続的に実施。しかし、外部の調査会社による従来の手法では時間とコストの面で課題があり、リアルタイムで従業員のニーズを把握することが困難だった。
今回の「Qualtrics EmployeeXM」導入によって、設問の設定、サーベイの配布・進捗管理、結果分析という一連のプロセスを自社で完結できるようになる。調査の自由度が高まるとともに、調査の所要時間を約3か月から約2週間に短縮するなど、業務効率の大幅な改善につながっている。
また、マーケティング部門が進めている、エンドユーザー視点で差別化された商品、サービス、ビジネスモデルを構築する戦略の一環として、ショールームにて「Qualtrics CustomerXM」を導入。より詳細なエンドユーザーの声の分析を、リアルタイムで行えるようになった。各ショールームでは、分析結果を接客業務改善に活かし、カスタマーエクスペリエンスの向上に努めている。