アマゾンウェブサービスジャパンは、中外製薬が、同社の全社データ利活用基盤「Chugai Scientific Infrastructure(CSI)」にAWSを採用したと発表した。
中外製薬は、2020年末までに社外の研究者と100件の共同研究プロジェクトを運用できる研究開発環境を、「CSI」上に整備することを計画。「CSI」へのAWSの採用によって、アカデミアおよび医療機関、パートナー企業など外部との共同研究プロジェクトを、セキュアに推進できるようになる。
同社と外部パートナーは、AWS上で安全かつ信頼性の高い環境を活用し、ゲノミクスやデジタルバイオマーカーといったリアルワールドデータを保存・分析しつつ、最新成果の共有が可能となる。共同研究に必要なITリソースの調達期間を、従来の6か月から2週間に短縮するとともに、導入コストを90%削減している。