豪Atlassianは、7月31日、スウェーデンが拠点のMindvilleを買収することで合意したと発表した。
Mindvilleは、資産・構成管理ソリューション企業で、NASAやスポティファイ、サムスンなど、世界に1700社超の顧客を有している。
Mindvilleでは、IT分野以外の人事、販売、設備など企業全体にかかわるあらゆる資産と、インフラストラクチャに関する情報の保存および共有の場所を提供。さまざまなサービスがインフラストラクチャにどのようにリンクされているかを把握し、特定の変更が顧客や従業員のエクスペリエンスにどのような影響を及ぼすかを理解できるようにする。また、ネットワークをスキャンして、資産とインフラストラクチャを検出・追跡可能なので、すべての資産を手動で入力する必要がない。
このようなソリューションによって、AWSやAzureをはじめとする主要なクラウドプロバイダと統合できる。さらにServiceNow、Microsoft SCCM、Snow Softwareといった他のソリューションとの共存や移行を実現する。
同社は、すでにAtlassian Marketplaceにおいて大きな成功を収めているパートナーであり、引き続きJira Service Deskと緊密に統合していく。
Atlassianは、今回のMindville買収によって、インシデント管理のためのOpsgenie、ノンコーディングの自動化を実現するAutomation for JiraのためのCode Barrel、対話型チケット管理ソリューションを提供するHalpの買収といったこれまでの買収案件と同様に、同社のITサービスマネジメント(ITSM)機能の強化につながることを期待している。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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