シトリックス・システムズ・ジャパンは15日、業界初の「Web 2.0 Push」技術を、同社のアプリケーションデリバリーソリューションCitrix NetScalerに搭載することを発表した。
GoogleMapやYouTubeなど、いわゆるWeb 2.0のカテゴリに分類されるアプリケーションは、高度な機能やレスポンスを実現するために、長時間にわたって多くのサーバリソースを消費する傾向にある。こうしたアプリケーションが普及するにしたがって、サービス提供に必要なサーバ台数も増加するため、管理者側にとってコスト、運用面で大きな負担となっている。
今回発表されたNetScalerは、アプリケーションデリバリーコントローラとして初めて、データを同時に数千のユーザーへ直接「プッシュ」する機能を搭載。ユーザからの要求に対して自らデータを配信することによって、Webサーバの作業負荷を大きく軽減することに成功した。同製品を利用することによって、Web 2.0アプリケーションの配信にかかるサーバコストを5分の1から10分の1に削減することができるという。