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NTTデータ、仮想脳モデル活用でTwitter動画広告の効果向上に成功

  2021/01/27 16:23

 NTTデータとNTTデータ経営研究所は、人間の脳活動を推定する技術NeuroAIを利用し、Twitter JapanおよびNewsTVとともに、Twitterに配信する動画広告の効果向上を目指した共同研究を2020年6月から12月にかけて実施した。

検証プロセス

 本研究では、動画広告とTwitter上の広告効果データをNeuroAIで脳情報化・学習した「仮想脳モデル」を構築。これにより、多様な動画広告クリエイティブの効果シミュレーションを通して、より効果的な動画広告の制作ができるようになるという。

  1. 仮想脳モデルの構築:動画広告視聴時の脳活動情報をNeuroAIで予測し、この脳情報と広告効果データの関係を学習した仮想脳モデルを構築
  2. シミュレーション:仮想脳モデルを利用して、膨大なクリエイティブ候補から高い効果(ターゲット指標)が期待できるクリエイティブフラグメント(1秒単位)を抽出
  3. 制作:抽出した「効果的なクリエイティブの仮説」を元に15秒程度の動画(音声無し)として人手で制作・編集を実施
  4. 出稿:仮説を元に制作した広告動画を、平均的な効果を持つ既存素材と合わせ同条件でテスト配信
  5. 効果確認:テスト配信結果を統計分析し確認
図1:研究の検証プロセスと概要
図1:研究の検証プロセスと概要 [画像クリックで拡大]

研究成果

 実際のシミュレーション内容を元に動画広告を制作し、Twitter上で配信した結果、従来の標準的な動画広告に比べ以下の効果向上を確認できたとしている。

  1. 再生率:高いと予測された2つの動画広告案において、既存の動画広告と比較し23.6%、15.0%、それぞれ有意に向上
  2. エンゲージメント率:高いと予測されたうちの1つの動画広告案が35.3%有意に向上
  3. インストール率:高いと予測されたうちの1つの動画広告案で向上
図2:検証結果
図2:検証結果 [画像クリックで拡大]

 この結果から、NeuroAIの仮想脳モデルを用いたシミュレーションによる広告動画制作の有効性が確認。今後NTTデータグループは、効果の高い動画広告制作を目指す企業に向けたトライアルサービスの提供を2021年2月より開始し、次世代広告最適化技術としての実用性を高めていくとしている。

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