NTTデータは、マイクロソフトが推進する「AI for Health」と連携して、インドにおいて約10万人の結核診断へのアクセス向上支援を2021年1月から開始することを発表した。本取り組みは2020年6月より両社で開始した戦略的協業における、社会貢献活動への取り組みの第一弾として、持続可能な開発目標(SDGs)の一つである結核流行の終息に向けたものである。
同社は、マイクロソフトが推進する「AI for Health」と連携し、結核など感染症根絶に取り組み社会に貢献することをマイクロソフトと合意している。連携の第一弾として、結核患者が世界で最も多いとされるインドにおいて、検診車を使った約10万人の結核診断へのアクセス向上支援を開始するという。
インドのパートナー企業DeepTekのAI画像診断技術を検診車に搭載し、マイクロソフトのAzureと連携させインドのチェンナイにおける住民の結核診断へのアクセス向上を支援する計画だとしている。
チェンナイにおいては、医療へのアクセスが難しい地域における結核患者の発見に取り組んでおり、本プロジェクトではそうした地域を訪問する検診車において撮影されたX線画像をAI画像診断技術により分析。結核の疑いがあると判定された患者に結核検査(喀痰検査)を実施することで、結核患者の早期発見を目指すという。
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