SAPジャパンと日本HPは、16日、製造管理システム領域での協業体制について発表した。SAPは、製造実行システム(MES:Manufacturing Execution System)について、3月に「SAP Manufacturing Execution」というソフトウェアを発表している。今回の協業では、MESソフトウェア製品をHPに提供し、マーケティングからシステム構築までを共同で展開していく予定だ。
MESは、製造業における部材、製品、設備、人などのさまざまな情報を統合管理するもので、生産資源の配分、スケジューリング、製造プラン、文書管理、品質管理、プロセス管理、設備管理、その他データ収集などを行うシステムだ。HPは、自社のハードウェアにSAPのソフトウェア(SAP Manufacturing Execution)を組み合わせたシステム構築やソリューションビジネスを担当する。営業、マーケティング活動については、両者が共同で行う。
SAPでは営業、マーケティング活動に関連して、十数名の専門チームを設置し、HPは専任の技術者を配置する。この人数は3年後には20名以上にする予定で、6月からは東京、大阪、名古屋におてい2社共同によるMESのセミナーを開催する。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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