15日(現地時間)、マイクロソフトは次期Microsoft Office製品群のひとつである「Microsoft Exchange Server 2010」のベータ版をリリースしたことを発表した。Exchange 2010は、通常の企業内設置のメールサーバーとしてだけでなく、オンラインサービスでの利用を意識した機能も持っているという。ベータ版はマイクロソフトのサイトで同日からダウンロード可能になっている。
Exchange 2010は、さらにセキュリティ機能やコンプライアンス機能も強化されている。たとえば大量のメールアーカイブを管理してくれる機能や、Outlookとの組み合わせで、大量のTo:欄、Cc:欄のチェックや間違った送信先の事前チェック機能、不要なメール連鎖(リプライ)からの脱退(ミュート機能)など、無駄なメール送信を抑制してれる機能なども備わっている。
メールアーカイブは情報保護、開示要求への対応などコンプライアンス要件として重要性が増しているが、大量メールの保存や管理は各企業で課題となっている。マイクロソフトによれば、間違った宛先、To:欄の不適切な使い方、不要なやりとりからの脱退により、無駄トラフィックやメールを削減することで、作業効率アップを期待できるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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