22日、マイクロソフトは、導入が比較的進んでいないとされている15名以下の中小企業向けのサーバープラットフォームとして「Windows Server 2008 Foundation」の提供を開始すると発表した。「Foundation」はこれまでのStandardエディションより機能を限定させた形で低価格で提供される。
マイクロソフトでは、中小規模の企業にもWindows Serverを積極的に導入してもらうべく、サーバーハードウェア、ソフトウェアベンダーの協力のもと、プレインストールモデル限定で、Foundationエディションを販売する。販売期間も2010年6月までの限定とする予定だ。
Foundationエディションは、ファイル共有、プリンタ共有といった基本的な小規模サーバー機能をサポートするが、ハードウェアの仕様さえ満たせば通常のWindows Server 2008のアプリケーションも稼働するという。価格を低く設定することで、単機能サーバーとしての導入を促進する構えだ。
実際の販売は、プレインストールモデル、バンドルモデルに限定されるため、デル、HP、富士通、日立、NEC、IBMといったパートナーベンダーが、中小企業向け廉価版サーバー製品をラインナップしていく予定だ。導入した企業が業務拡大などしていった場合、Foudationのバージョンアップ対応やシステムのアップグレードにも対応する。