NECは12日、RFIDを活用したサービス運用に必要な、各種機能を統合したPaaS(Platform as a Service)型プラットフォームサービス「BitGate」の提供を開始。同時に、世界初となる主要3周波数帯(13.56MHz、953MHz、2.4GHz)、計6種類の主要プロトコルに対応した「RFIDマルチリーダライタ」の製品化を発表した。
今回、提供が開始されたPaaS型サービス「BitGate」は、エンドユーザーが端末にRFIDタグをかざすだけで、各種企業が提供するRFID活用サービスを手間なく利用できるプラットフォームサービス。NECのセンターサーバーにID登録管理機能、リアルタイム処理機能、セキュリティ機能、ゲートウェイ機能、などの共通機能を集約しているため、エンドユーザ、サービス提供企業ともに、利用するタグの種類を意識することなくRFIDを活用することができる。
同時に発表された「RFIDマルチリーダライタ」では「USB型読み取り装置」と「組み込みモジュール」の2種類が展開される。また「BitGate」の読み取り端末の管理機能として、状態の監視が一括してできるほか、ファームウェアやタグプロトコルのラインアップデートも可能となる。今後、RFIDデータ以外に、QRコード、バーコードなど各種IDデータにもシステム対応していく予定だという。
5月13日~15日に東京ビッグサイトにて実施される「第四回RFIDソリューションEXPO」において、RFIDマルチリーダライタならびにBitGateで提供するアプリケーションサービス事例を展示予定とのこと。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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