ZenmuTechが提供する「ZENMU Virtual Desktop(以下、ZVD)」が、全日本空輸(以下、ANA)の次世代の社内クライアント標準として、採用されたことを発表した。
ANAでは近年の積極的なクラウド利用を背景に、従来のクライアント環境であるVDIに加え、ZVDによるセキュアFAT端末の全面展開を野村総合研究所(以下、NRI)の協力を得て開始し、2021年下期より、本格的に全社展開を実施する予定だという。
また、次世代の端末機能として、次の4点を掲げて技術評価を行っている。
- 安全に外部持ち出しができること
- レスポンス良くアプリケーションが使えること
- ニューノーマルの働き方にあった使い方ができること
- より安価であること
その結果、「セキュアFAT端末」の方式を採用することで、端末運用コストの抑制とセキュアで快適な業務環境の両立を図ることにしたという。この端末機能の設計・開発は、ANAグループのITサービスを提供するANAシステムズとともに、NRIが共同して実施し、端末の配布から利用者サポートまで全面的にサービスを提供するとしている。
ZVD採用の理由
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従来の情報漏洩リスク回避レベルを担保しながらの導入・運用コスト抑制:従来のVDIによる情報漏洩リスク回避のレベルを担保しながら、一台当たりの導入・運用コストの抑制を実現可能なため
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インフラ環境を拡張することなく、ユーザーの操作性、生産性向上:在宅比率が高まる中、ネットワーク依存型のVDIの操作性を維持するためにはネットワークインフラなどの拡張が必須であり、ユーザーの操作性、生産性を維持しつつ、ネットワーク拡張を回避するべく、FAT端末への回帰を実践できるソリューションが望まれた
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ゼロトラストへの最適化:VDIは本来、社内システムを利用するためのものであり、クラウド化が進むにつれて、サーバーへのアクセス集中が無駄なトラフィックとなってしまう。今後のワークプレイスの分散化に対応するためにクライアントのFAT回帰はゼロトラストへの最適化にもつながるため
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