Oktaは、Auth0の買収が完了したことを発表した。今回の約65億ドル相当の株取引による買収により、アイデンティティ市場におけるOktaの成長を加速させるとしている。
Auth0は、Okta内で独立したビジネスユニットとして運営され、Auth0の最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるユーヘニオ・ペース(Eugenio Pace)氏が指揮を執る。同氏は、Oktaの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるトッド・マッキノン(Todd McKinnon)氏の直属になるという。
トッド・マッキノン氏のコメント
アイデンティティは、企業が今日行う最も戦略的な投資の一つです。単一の統一されたアイデンティティプラットフォームは、顧客と従業員の両方にシームレスで安全なアクセスを可能にすることによって、組織を変革する力をもっています。OktaとAuth0は、常にアイデンティティ市場に対するビジョンを共有してきました。私たちは両社ともクラウドファーストであり、カスタマーファーストの企業です。一緒になることで、お客様により多くの選択肢と柔軟性を提供し、これまでにない価値を提供することで、お客様がイノベーションを加速できるようにします。私たちはともに、インターネット上のアイデンティティの未来を形作り、開発者がアイデンティティを基盤として構築できるようにしてまいります。
ユーヘニオ・ペース氏のコメント
今日、OktaとAuth0が一緒になり力を合わせることで、すべての人に安全なアクセスを提供するという共通のビジョンを実現できると、これまで以上に確信しています。Auth0は常に製品開発者のイノベーションを促進することに注力してきましたが、今後は共通のビジョンをもち、リソースを結集した1つの企業として、イノベーションをさらに加速させてまいります。
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