Auth0は、コープさっぽろがAuth0を導入したことを発表した。
コープさっぽろの宅配システム「トドック」の認証基盤は10年以上前にリリースしている自社構築システムで、システムの老朽化やセキュリティ面などの改善が求められていたという。また、ログインパスワードを忘れてしまうユーザーが非常に多いため、IDとパスワードを覚えていなくても簡単かつ安全にログインできる方法を導入したいという思いで、認証基盤のリプレースを検討し、Auth0を採用している。
実際の運用時には、エンドユーザーがコープさっぽろの組合員なのかどうか、宅配のサービスを申し込んでいるのかなど、様々な条件をシステムで判断・認可する必要がある。そこで認証の部分はAuth0、認可は自前のバックエンド処理側に持たせた体制で、柔軟な認証・認可管理が実現できたという。
今回の導入について、生活協同組合コープさっぽろシステム部デジタルマーケティングチームの高田純子氏は、「将来的にはコープさっぽろの全事業を、1つのアカウントで共通して利用できるようにしたいと考えています。まず申し込みがし易くなり、自分が何のサービスを利用しているか判る、そうなることで生活インフラすべてを助けられると思います。最終的にはすべての事業を1アカウントでまかなえるような形を目指していきたいと考えております」と述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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