YEデジタルは、同社が提供する物流倉庫の自動化促進に特化した倉庫自動化システム「MMLogiStation」が、ロボット知能化技術による物流現場の自動化促進を掲げる企業Mujinの提供するAGV(無人搬送車)と連携する取り組みを開始したと発表した。
「MMLogiStation」がMujinのAGVと連携することで、保管・ピッキング・仕分け作業といった倉庫業務を統括制御し、シームレスかつ迅速に物流倉庫自動化が可能になるという。発表では、今回の連携によって以下の点が可能になるとのこと。
- MujinのAGVを「MMLogiStation」のプラグインで、迅速に利用者の倉庫に導入し、工程間搬送を自動化
- MujinのAGVで棚搬送することで、保管設備としてのGTP(Goods to person:物流センターにおいて荷物をピッキングする作業者の場所や棚入れする場所までロボットが運び、作業者が定位置でピッキングする作業方法)のシステム構築が可能
- 「MMLogiStation」により、Mujinが提供するロボットパレタイズソリューション、他社自動倉庫等の保管設備や仕分け設備をつなぐ工程間搬送を従来より迅速に構築
YEデジタルでは保管設備や仕分け設備についても、2022年内リリースに向けた準備を行い、倉庫内の自動化の促進を支援するとしている。
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