メディアリーチは、「国内企業のデジタルマーケティング」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
調査概要
- 調査概要:国内企業のデジタルマーケティング実態調査2022
- 調査方法:アンケートツール「Freeasy」によるオンライン調査
- 調査期間:2022年7月26日~7月26日
- 有効回答:国内企業の経営者・役員300名
51.5%がデジタルマーケティングについて「理解していない」
デジタルマーケティングの理解度について質問したところ、「理解している」「ある程度理解している」で22.2%、「理解していない」「あまり理解していない」で51.5%という回答結果となった。
現在取り組んでいるデジタルマーケティングは「Webサイト構築・リニューアル」が最多の42%、次いで「SNSマーケティング」「Web広告」
現在取り組んでいるデジタルマーケティングについて質問(複数回答可)したところ、「Webサイト構築・リニューアル」が最多の42%で、次いで「SNSマーケティング」「Web広告」であった。(※その他は除く)
デジタルマーケティングの成果は「成果が出ている」「ある程度成果が出ている」で81%
デジタルマーケティングの成果について質問したところ、「成果が出ている」「ある程度成果が出ている」で81%となにかしらの成果は出ていると感じている経営者・役員が多いことが伺えるという。
デジタルマーケティングの課題は「精通した人材がいない」が35%、次いで「何から初めて良いか分からない」が23%
デジタルマーケティング推進における課題について質問(複数回答可)したところ、「デジタルマーケティングに精通した人材がいない」がトップで35%となった。次いで「何から初めてよいか分からない」が23%、「具体的な効果が見えない/出せない」が22%だった。
今回の調査により、デジタルマーケティング人材は近年、事業会社、広告代理店、コンサルティング会社の求人が増加し、人材獲得が難しくなっており、経営者・役員も大きな課題として認識していることが伺えたとのこと。
また、多様化、複雑化するデジタルマーケティングにおいて、そもそも何から始めたら良いのかがわからないという経営者・役員が多いこともわかったという。メディアリーチは、広告代理店やコンサルティング会社などが支援する機会・余地もまだまだありそうだと述べている。
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