日本オラクルは8月2日、食品トレー容器のエフピコがグループ30社において、業務の集中管理とデータ統合による業務効率を推進する会計システムに「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(以下、Oracle Cloud ERP)」を採用したと発表した。
エフピコはこれまで、全社を通して生産、物流、バックオフィスなどあらゆる部門での合理化の取り組みを推進してきた。Oracle Cloud ERPの採用により、ペーパーレス化を推進し、電子帳簿保存法やその他法改正への迅速な対応と効率的な決算財務報告プロセスを実現。システム課題に起因して生じた工数や社員のミスにつながるマニュアル作業を減らすことで、従業員の働き方の向上も期待できるとしている。
システムのコスト面においては、アドオンやインターフェース開発での費用を抑制し、保守・運用コストの低減を実現するという。Oracle Cloud ERPの特徴であるシングル・データモデルにより、管理項目を付加した多軸のデータ分析が自動化できるなど、ビジネス・プロセスと経営管理をデジタル化。データドリブンな経営リソースの最適化を実現できる会計システムを構築するとしている。
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