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ヤマト運輸、社内「データコンシェルジュ」業務にServiceNowの「ITSM」導入を発表

 ServiceNow Japanは、ヤマト運輸が社内のデータ問い合わせ窓口「データコンシェルジュ」業務で、新たに「IT Service Management(以下、ITSM)」を採用したことを発表した。

 これにより、ヤマト運輸はデータサイエンティストが必要とするデータの問い合わせ業務を効率化し、より短納期で多くのデータを提供する仕組みを実現するという。

 ヤマト運輸は、ヤマトグループが有するあらゆるデータを収集・統合し、クレンジングして使える状態に整理するデータマネジメント体制を構築。データサイエンティストが必要とするデータを迅速に提供する、社内のデータ問い合わせ窓口「データコンシェルジュ」を設けている。

 このデータコンシェルジュは、データサイエンティストからリクエストされるデータを既に整理されているデータカタログのどこにあるかをアドバイスする。しかし、整理しきれていないデータについては、複数のコミュニケーションツールや電子メールを活用し、必要なデータの有無を担当者に問い合わせるなどの工程が発生し、データ納期に時間を要していたという。

 そこで既にクラウド運用や構成管理で活用していたITSMをデータコンシェルジュでも採用。これにより、データコンシェルジュが対応できる一ヵ月のデータ件数が1.5倍に増え、データ納期も約1ヵ月から約2週間に短縮できるようになったとのこと。

 同社は今後、蓄積されたナレッジからデータサイエンティストが自ら検索して必要なデータを探し出せる仕組みの整備・検討を行うとしている。

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