アドビは、PDFの作成から編集、電子契約にいたるまで、一貫した利用者の文書管理における課題解決を目的に、Adobe Acrobat Proの電子契約機能の拡充を行ったと発表した。
同社が今回拡充を行った電子契約の主な新機能は以下のとおり。
- 電子契約の使用回数を無制限に拡大:今まで150回/年まで利用可能だった電子契約の利用回数を無制限に引き上げ
- カスタムブランディングの追加:電子契約を送信時に自社の会社名やロゴ、カスタマイズされたURLを使用可能に
- Webサイト上での電子契約の収集:サイト訪問者や顧客が契約書や文書にオンラインで署名できるように、デジタルフォームをwebサイトに掲載可能
- 電子契約の一括送信:上限50人までの受信者に対し、文書をワンクリックで一括送信可能に。電子契約への署名が完了されると自動で通知を受信
同社は、文書管理に関連するテクノロジーはまだまだ進歩の余地があるとしており、今後もPDFを通して文書業務のDXを推進すべく、利便性の向上に努めていくとしている。
【関連記事】
・6割以上がPDFは書き換えられないと誤解 アドビ、日本のPDFファイル利用状況への調査結果を発表
・“アドビ周年”を迎えて新プロジェクト『アドビ未来デジタルラボ』発足──2023年度から始動へ
・電子サイン導入企業、9割以上が継続意思 アドビが電子サインの利用動向に関する調査結果を発表