スペイン現地時間2月28日、VMwareは、SD-WAN(Software Defined-Wide Area Network)とSASE(Secure Access Service Edge)のユーザー向けに、リモートワーカー/デバイス接続機能とインテリジェントワイヤレス機能を提供すると発表した。
また、5G接続の機能を備えた新たなエッジアプライアンスの提供において、Intelとの協業を拡大するとしている。これにより、モバイルデバイスやIoTデバイスに関連した新たなSD-WANのユースケースに対応できるようになるという。
「VMware SD-WAN」は、基盤ネットワーク上に特別な仮想オーバーレイネットワークを構築することで前述した要件に対応し、アプリの信頼性を向上させる。加えてVMware SD-WANとSASEは、LTE/3G、衛星通信などのネットワークサービスや、MPLS、ブロードバンドなどの有線ネットワークオプションをサポートしているため、WAN接続の柔軟性を向上できるとしている。
機能強化により、管理プレーンのAPIやAIOpsを5Gキャリアプラットフォームに統合し、ネットワークスライシングやRIC統合による高度なサービスのカスタマイズをサポート。サービスプロバイダは、企業が求めるWANの要件に適切に対応できるようになるという。
また、Intelとの協業拡大を通じて、企業がより確実なワイヤレス接続を確立させ、既存の有線接続を補完あるいは置換できるようにするとともに、移動車両、ATM、IoTデバイスといったSD-WANの新たなユースケースにも対応。新たに低消費電力のIntel AtomプロセッサCシリーズを搭載した、小規模拠点向けのスモールフォームファクタソリューションを提供し、その後5G搭載のバージョンが続く予定だとしている。
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