米半導体企業のBroadcomは5月27日、VMwareを買収すると発表した。買収総額は約610億ドル(約7.8兆円)にも及ぶ。なおBroadcomは買収にともない、VMwareが持つ80億ドルの負債を引き受けることになるという。
また買収完了後、Broadcomのソフトウェア部門であるBroadcom Software GroupはVMwareとして再ブランド化される。
さらに、Broadcomの既存のインフラストラクチャおよびセキュリティ ソフトウェア ソリューションは、VMwareの拡張ポートフォリオの一部として組み込まれて運営される予定だ。
同社の社長兼CEOであるHock Tan氏は今回の買収について、「VMware の有能なチームがBroadcom に加わり、イノベーションの文化を共有し、両社の株主を含む関係者にさらなる価値を提供できることを期待しています」と語っている。
VMwareのCEOであるRaghu Raghuram氏は、Broadcomの新しいソフトウェア プラットフォームとなることで、優れたサービスとイノベーションに対するVMwareのコミットメントをさらに拡大することができると期待を覗かせている。
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