8月31日に公表された情報によれば、この6月から7月の2カ月間で同サイトでのコンバージョンレート(Webサイトの訪問者数に対し、そのサイトで商品の購入や会員登録を行った人の割合)がサービス導入前と比較して2.2倍になり、平均購入金額が5%向上したという。
DHCオンラインショップサイトの旧来のおすすめ商品表示は、消費者の嗜好に必ずしも合致しておらず、またタイムリーな反映が難しく、結果として売上への貢献度が低いことが大きな課題だった。CSKシステムズでは、この課題を解決するために、サイト訪問者個々の興味にあった商品を自動的に選び出し、掲載することが可能なSaaS型レコメンドサービスである「ベイノート」を提案、採用が決まった。
つの採用が決定しました。
導入効果は、先述のコンバージョンレートの2.2倍に加え、サイト内の平均滞在時間、各ページの平均表示回数ともに2倍に向上。また、平均購入金額では5%の増加が見られた。
今回導入されたSaaS型レコメンドサービス「ベイノート」は、スタンフォード大学の人間行動研究を使って、24種類の顧客行動(マウスの動きやスクロールバーの利用、1ページあたりの滞在時間など)を分析し、顧客のコンテンツや商品に対する「興味の度合い」を数値として計測するというもの。複数の人たちの「興味の度合い」を集めることで、集合値に基づいた「レコメンド」を提供する。
「ベイノート」と検索エンジンを組み合わせることで、顧客が本当に探しているコンテンツを検索結果の上位に並び替えるという、日本ではかつてなかった検索結果表示の最適化サービスを目指している。
本サービスはもともと、米国Bainote,incが提供するSaaS型レコメンドサービスであり、欧米を中心に現在、150社200サイト以上の導入実績がある。
[関連URL]
・ベイノートの詳細情報
http://www.csk.com/systems/services/list/all/baynote/index.html