Apptioは、マルチクラウド環境の管理と最適化に関する複雑さを解消するため、6月にCloudability製品シリーズに新しいFinOps機能を追加することを発表した。
新機能には、主要なパブリッククラウドプロバイダーにおけるRight Sizingとコスト最適化の推奨事項の拡大、Red Hat OpenShift Service on AWSへの対応、Cloudability Savings Automationが含まれるとしている。
これにより、顧客はマルチクラウド FinOps戦略を展開し、異なるクラウドプラットフォームでのリソース利用状況、コンテナの使用量などを一元的に可視化することで、クラウドコストを最適化できるという。
さらに、同社はCloudability Governmentオファリングと、現在ベータ版が発表されている新しいCloudability Financial Planningを発表した。これは、実証済みの財務計画と予測機能をマルチクラウド展開にもたらすとのことだ。
Cloudabilityは、Kubernetesへの対応を改良し、Red Hat OpenShift Service on AWSでのコンテナの使用量とコストを可視化するという。また、無駄な支出の領域を特定し、使用量の適正化やコスト削減のための提案を行うとしている。これは、パブリッククラウドにおけるコンテナコストの管理と割り当てを行うCloudabilityの既存機能と、自動化されたクラスターコストマッピング、リソース利用データと割り当て機能により実現するものだという。
Cloudability Savings Automationは、使用パターンに合わせてコスト節約手段を動的に調整することで、クラウドコストの節約を支援するとのことだ。Cloudabilityは今後、新機能をリリースし、Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloudに対して同様の機能を提供していくとしている。
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